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performer -登場キャラクター紹介 near to you ■主な登場人物 ○有馬 駿(シュン) ARIMA Syun Age14 関東圏の摩耶野市住む男子中学生。怪しい神姫売りから神姫を買ったことで神姫「ゼリス」のオーナーとなる。はじめはゼリスに戸惑いを隠せなかったが、徐々に彼女を理解していく。 ○伊吹 舞 IBUKI Mai Age14 シュンの幼馴染の元気女子中学生。神姫「ワカナ」のオーナーで地区ランキグの上位ランカーという実力者。関節技が得意で、シュンはいつもイケニエに。 ○有馬 優(ユウ) ARIMA You Age11 シュンの妹。小学生ながら神姫に対する知識は深く、以前出会ったある人物に憧れて、神姫職人を夢見るようになった。現在夢への第一歩として、ゼリスの専用武装を製作中。 ○和光 耕一 WAKOH Kouichi Age15 種型神姫チカのオーナー。都内の名門私立に通う中学生。 実家は多くの音楽家を生んだ名家で、彼自身も一流の音楽家になることを目指している。 ○伊吹 神楽 IBUKI Kagura Age20 都内の大学に通っている舞の実姉。現在独り暮らしだが、実質大学の研究室を寝床としている。美人だが、ストイックな研究バカであることから特定の交際相手は未だにいない。 ■主な登場神姫 ○ゼリス(ゼリシス) ZERIS Zerisis zweit 【TYPE ORACION】 Arms PEGASUS TYPE MMS シュンがオーナーとなった武装神姫。褐色の肌と蒼いポニーテール、エメラルドの瞳が特徴。最初からCSC・コアユニット・素体が完成済みなど謎が多い。が、本人は特に気にしていない模様。 バトル時には有馬優の作製したハンドメイド武装、天馬型オーラシオンを纏う。 性格は冷静、真面目かつ、天然(本人の自覚無し)。 趣味は読書と情報収集。 ○ワカナ WAKANA 【TYPE MAOCHAO】 Arms CAT TYPE MMS 舞がオーナーの武装神姫。亜麻色のオカッパ頭とアホ毛が特徴。幼い性格に反して戦闘能力は高く、舞と共にローカルランキングではあるものの上位に名を連ねる強者。 好奇心旺盛で、趣味はお昼寝。 ○チカ CHIKA 【TYPE JUVISY】 Arms SEED TYPE MMS 耕一がオーナーの武装神姫。清楚な外見に、音符をあしらった髪留めがワンポイント。音楽家を目指しているオーナーの影響で、彼女自身もヴァイオリンの演奏はかなりの腕前。 ゼリスとは電子メールを通して知り合った。 礼儀正しく、お淑やかで、彼女も一流の音楽家になることを夢見ている。 ○フィシス FISIS Fisis einst 【TYPE TITANIA】 Arms SPRITE TYPE MMS ゼリスが神姫センターで出会った白い神姫。 薄明の薄紫に輝く銀糸の髪に、真紅の瞳を持つ、最新世代型の武装神姫。 神姫センターのアイドルユニット「ブルーメンヴァイス」のリーダーで、歌と踊りと笑顔を愛する。 趣味は歌と情報管理。ときどきおかしな電波を受信してしまうのが、悩み。 戻る
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「では二本目です」 「引っぱる価値は皆無な話題ですけどねワン」 「……まさにスレの無駄遣い」 「暖かい声援を背に、行きます。 ……1人の男が、武装神姫を買おうと思いました。 そこで男は、武装神姫を持つ友人たちに、どんな武装神姫を買えばいいか相談する事にしました。 1人目の友人は、自分の武装神姫を示してこう言いました。 『こいつはね、バトルがすごく強いんだ! 色んな武器を使いこなすし、どんな敵と当たってもすぐに弱点を見破っちゃうんだ! やっぱり武装神姫といえばバトルだからね! こいつは最高の戦友さ!』 2人目の友人は、自分の武装神姫を示してこう言いました。 『こいつはね、生活サポートが優秀なんだ! メールやスケジュールの管理から最新情報のチェックまで、なんでも卒なくこなしてくれるんだ! やっぱり、武装神姫といえばサポート能力だからね! こいつは最高のパートナーさ!』 3人目の友人は、自分の武装神姫を示してこう言いました。 『こいつはね、とにかく一緒にいて楽しんだ! 歌や踊りが得意でよく見せてくれて、着替えも大好きで、話題も豊富で飽きさせないんだ! やっぱり、武装神姫といえば萌えだからね! こいつは最高の親友さ!』 男は、友人たちの言葉をよく吟味し、彼らの勧める武装神姫を慎重に比べて、そして。 一番おっぱいの大きい武装神姫を購入した。 ……おや、どうしました?」 「(胸元を押さえつつ)……いえ、マスターさんが胸の多寡を基準に購入を考えるお方でなかった幸運に感謝いているところですワン」 「……逆に、貧弱さが決め手とか」 「おお、その線もありえますね」 「! ……いえ、そんな、その、まさか……」 「……語尾忘れてる」 「よほどショックなようで」 「男って……男って……!!」 「いや、まぁ、あくまでジョークだし、男のくくりで考えて欲しくないなー、なんて……」 「(にこにこ)」(←何か言うと自分に飛び火がきそうなので、曖昧な笑みで誤魔化している) 「ちなみに元ネタは、結婚の相手を選ぶために、お金を渡してそれぞれの女性の反応を見た男の話だね」 <戻る> <進む> <目次> 犬子さんの土下座ライフ。 クラブハンド・フォートブラッグ 鋼の心 ~Eisen Herz~
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記憶と記録の違いは、追随する感情の有無だというのをどこかで聞いた事がある 少なくとも、私達神姫にとっては、それはある種の真理なのだ 神姫が人間によって、「人間の似姿」として作られた人造の人間であるならば、人間と同じ様に哲学的な物思いに耽る事も必要な事とされたのだろう 「華墨、それから、佐鳴武士と言ったわね。ヌルのマスターであると同時に槙縞ランキング11位のランカーとして貴女達をマークさせて貰うわ」 それは鮮烈な記憶だった 「私はニビル。〈神の星〉暗黒星ニビルよ。槙縞ランキングへようこそ、おふたりさん!」 このシーンは、私の中に得体の知れない、何か強烈な感情をもたらしていたのだ それも、私が「華墨」として目覚め、「華墨」という個性を獲得してから感じた中で最大級の 「ヌルのマスターであると同時に槙縞ランキング11位のランカー」だと・・・? 神姫が神姫をマスターと認識するものだろうか? 逆に、神姫が神姫を所有したいと思うのだろうか? この世界に目覚めて間が無く、私達以外の神姫もマスターも余り見ていない私には判りかねる難題だが、少なくともあの赤い靴の神姫は事実「そうしている」様であった 私の中で問題となっているのは言葉か?神姫か? 今もってそれは不明だが、少なくともこの感情の故に、この記録は強烈な記憶となって私の中に焼き付いている 「・・・もしかして私は・・・」 私も、ニビルの様に神姫を所有したいと考えているのだろうか?それとも・・・? 第肆幕 「THE FIRST CRY IN HADES」 「槙縞ランキング」は、現在皆川彰人氏が店長代理を務める「槙縞玩具店」に集まる神姫の間で自然発生した地元リーグである 所謂「草」というやつで、現在、入りたての私とヌルを含めて21名のランカーが所属している パーツも満足に揃わない田舎のリーグの常として、始まったばかりの頃は本当に数名の神姫達によるささやかな遊びだったのだが、ここ2,3年の神姫ブームの到来によって、実質町内で唯一のバトルスペースである店に多くの客が集まる事となったのだ とはいえ、愛玩派マスターが気紛れで来て、一度登録したきり滅多に来ない・・・という事もままあり、実質ランカーとして機能しているのは14~5名程であると見られている うちのマスターはばりばりのバトル派なので、暇さえあればほぼ毎日の様に通い、私もまた、あの時感じた感情の正体が判るかも知れない期待と、闘争本能から、ここ1週間で既に3勝を経験するに至っていた (・・・とは言えなぁ・・・) 私の初戦、あれは明らかに「辛勝」というやつだった。ヌルは性格に難があったし、実戦はあれが初めてだったのだろうが、何らかの戦闘訓練を積んでいるというのは判った 神姫の「パッケージに詰められたデフォルト装備と言うのは素体との相性を考慮した上で選別されており、思いのほか高いバランスでまとめられている」という至言があるが、裏を返せばそれは、「いきなりデフォルト武装と異なる武装をして巧く立ち回れる神姫というのはなかなか居ない」という事でもあるだろう 一応私は勝ちはしたが、少なくとも、ヌル以後に闘った神姫達にはヌル程梃子摺りもしなかったし、逆にもう一度ヌルと闘っても、楽勝出来るとは全く思えなかった (そう言えば結局あの感情もあれ以来感じていないな・・・) 今にして思えばその感じも曖昧になって来ている・・・初めての戦闘で、異常に緊張して、それで妙な高揚感を感じたのかもしれないな・・・という疑念すら感じているのも、また事実だった 今日もまたマスター共々相手を探して槙縞玩具店に来ている・・・ 「えっ?戸樫君来てないの?リターンマッチするっていってたじゃん!?」 「なんでも急用が出来たとかで来れなくなったらしいんだ。まぁ約束を破るのは良い事ではないが、人それぞれ事情があるのもまた事実だ・・・今回は仕方ないだろう」 マスターと店長が話し込んでいる・・・私は、未だ売れ残っている多くの「紅緒」達が置かれている陳列棚に座り、考え込んでいる 「くそ~・・・今回のバトルに備えて神姫について色々勉強してきたのにな~・・・バトルしたいぜ!皆川さん」 「そうは言っても相手が居ないのでは仕方が無いだろう?駄々をこねるものではない」 「否!一人いるじゃねーか皆川さん!キャロだよキャロ!皆川さんとこのキャロちゃんと闘わせてくれよ!!」 「それが出来るのならそうしている・・・キャロラインは闘えないんだ」 「なんでさ!?」 我侭だなうちのマスターは。済まないな店長、そんなのの相手させて 「どんなにがなっても1が2になる様な話はないさマスター・・・今日は日が悪かったんだろう?なら諦めて帰るのも一つの手ではないのか?」 『そこ、どいてくれるかな?』 「でもよぉ華墨?お前だって結構乗り気だったじゃねーか?」 『通して欲しいんだけど・・・』 「それはそれ、これはこれだよ・・・済まないな店長。うちのマスターはこういう所は本当に幼稚園児並みのようだ」 「ちょっ・・・!?華墨てめぇ!!」 「聞えないの?低脳コンビ!ホントもう耳か脳が腐ってんじゃないの!もう!!」 突如かかった高飛車な一喝に、私もマスターも驚いて振り向く 小柄なショートカットの少女・・・なんとなくだがストラーフがそのまま人間サイズになった様な印象を受ける・・・が無表情で突っ立っている 手には神姫の拡張パーツ。買い物に来ているようだ だが、声は彼女のものではなく、彼女の肩の上でいかついレザーのロングコートを着てふんぞり帰っている神姫・・・第四弾、「ジルダリア」だ・・・が放ったものであった 「いらっしゃい、神浦 琥珀君、『エルギール』君」 店長だけは彼女らの存在に気付いていたようだった 「成程・・・アンタ達がニビルが言ってた『新入り』ってワケね?なんか冴えない面構えしてるわ」 ふん、と鼻で笑いつつ私たちを偉そうに値踏みする「エルギール」根本的に高飛車な性格らしい 「今迄4戦4勝?まぁ、愛玩系に毛が生えた程度の連中相手じゃぁね」 「エルギール、ちょっと言い過ぎだよ」 ハスキーな声で冷静にたしなめる神浦さん。どうやらうちとは逆に、神姫が一方的に喋ってマスターが突っ込むペアの様だ(誰だ今「(゚Д゚)?」って顔したのは) 神浦 琥珀・・・と呼ばれた少女が、覗き込んでいた端末から顔を上げる 「どうだろう?闘いたいのなら僕達とやってみない?」 「いいのかよ?」 「ちょっと琥珀?何勝手に決めてんのよ!?」 同時に声を上げるマスターとエルギール。とは言えマスターは、ここで相手が「やっぱりやめた」って言ってもやりたがるだろうし、エルギールも何のかんの言ってやる気のようではあった 「うん・・・本当はこういうのはニビルの役なんだけど・・・いいよ。僕達が相手だ」 含みのある言い方だ。なんだろう?この胸の内側を羽毛で撫でられる様な感じは・・・ 「おっけい!勝負だ!!」 特に何も意に介した様子も無く、マスターは勢い良く立ち上がった 剣は紅い花の誇り 前へ 次へ
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『十五センチメートル程度の死闘』登場キャラ達 ★竹櫛 鉄子 / タケグシ テツコ 所持神姫 / コタマ ●付加効果 『主人公補正(Ⅱ)』 『シンクロドールズ』 『チキンハートブレイク』 ★コタマ / 狐型レラカムイ 称号 / チンチクリン ●技一覧 『44ファントム』 236 + B or C 『ゴールドクラウン』 623 + B or C (ファースト密接時) 『ジェミニ オブ メテオ』 214 + B or C 『フォックステイル』 421 +B or C 『テイル&スターダスト(フォックステイル派生)』 2 or 4 or 6 or 8 + C 『リターン』 22 +B or C 『パペットパレード』 41236 + C (5ゲージ使用) 『F.T.D.D.D.』 63214 + C (5ゲージ使用) 『デスペナルティ』 641236 + D (LP30%未満、5ゲージ使用) ●性能 コタマ自身がモデルチェンジしたことにより、2体の人形【ファースト&セカンド】の外装がエプロンドレスから和風の着物に変わっている。いくつかの技を除き基本的な性能に変化はない。【ファースト】はガントレットを用いた前衛を、【セカンド】は対物ライフルによる後衛を担う。 コタマ本体は背が縮んだことにより蹴りなどの通常攻撃は極端にリーチが短くなったものの、すばしっこさが上昇している。人形による攻防がメインになるコタマならば結果的に能力アップといえよう。 相変わらず「攻撃は最大の防御」を地で行くキャラであり突破するのは骨が折れるが、裏ボスを出現させるためにもしっかりと対策を用意したい。各キャラの特性をうまく使えば、裏ボス出現条件を満たすのはそこまで難しくはないはず。 ★竹櫛 隆仁 / タケグシ タカヒト 所持神姫 / マシロ ●付加効果 『マッドカスタマイザー』 『シンクロナイツ』 『シヴァルリー イン マイホーム』 ★マシロ / 人馬型クーフラン 称号 / ナイツ・オブ・ラウンド ●技一覧 『進撃せよ』 ? ? ? 『撃ち落とせ』 ? ? ? 『囲い込め』 ? ? ? 『迎え撃て』 ? ? ? 『守備布陣』 ? ? ? 『殲滅せよ』 ? ? ? 『一騎討ち』 ? ? ? 『良い勝負でした』 ? ? ? ●性能 ストーリーモードのボス戦で自分のLPを80%以上残してコタマに勝利すると出現する裏ボス。 AIを搭載しないMMS【騎士】を操る点はコタマに似ているが、大きく異なる点が2つある。 1つは、コタマの人形が2体であるのに対して、騎士は12体もいる。それぞれが異なる武器を持ち、容赦なく襲いかかってくる様は「酷い」の一言に尽きる。騎士達は個別にLPを設定されていて、せめてものお情けなのか、コタマの人形よりは低め。攻撃力は他のプレイヤーキャラ達と遜色ない。 もう1つは、マシロ本体が騎士達の先頭に立って積極的に攻撃に参加すること。装備はランス&シールドと標準的だが、クーフラン型特有のケンタウロスモードにより機動力がかなり優れている。マシロ単騎の強さはゲージ技 『一騎討ち』 で嫌というほど実感させられるだろう。 真っ向勝負で敵う相手ではないので、各キャラ毎に徹底的な対策が必要になる。飛行可能なキャラ(特にフランドールとカシヨ)ならば時間をかければ比較的楽に倒せる……かもしれない。不用意に近づくと撃ち落される点には特に注意すること。 基本戦法としては、騎士を相手にしないこと。一度でも攻撃をガードするとそこから集団で畳み掛けられ、身動きがとれなくなる上にLPをごっそり削られる。 最初は『軍』で襲ってくることを理不尽に思うかもしれないが、マシロを出現させた腕があるのならば決して勝てない相手ではない。根気よく挑戦しよう。 どうしても勝てない場合の救済措置も一応用意されている。挑発するとマシロのゲージ有無に関わらず『一騎討ち』状態になる、というものだが、これが救済措置になるのかはプレイヤー次第。 ★木更津 康生 / キサラヅ コウセイ 所持神姫 / オスカル ●付加効果 『チームヘッド【ノーザンクロス】』 『ディアマイエンジェル』 『敗北フラグ回収率+70%』 ★オスカル / 花型ジルダリア 称号 / 序列上最強 ●技一覧 『種マシンガン』 236 + B or C 『蔓のムチ』 623 + B or C 『光合成』 214 + B 『養分補給』 B (『光合成』後) 『ソーラービーム』 C (『光合成』後) 『宿り木の種』 22 + B or C 『パラライトペタル』 41236 + C (1ゲージ使用) 『フロラフルル』 641236 + C (3ゲージ使用、『パラライトペタル』使用中) 『オールオーバー』 641236 + D (LP30%未満、5ゲージ使用、『パラライトペタル』使用中) ●性能 最大64個ものビットを飛ばす設置型キャラ。 ビット発射系の技では、Bで発射した場合はビットが空中の一箇所に留まり、Cで発射した場合はゆっくりと相手を追尾する。発射したビットは約6秒でオスカルの元に戻ってくる。 フィールドに残ったビットはオスカルの攻撃に合わせて自動的に射撃援護を行い、いくつもビットを放ってばそれだけ強力な援護となる。むしろオスカルの攻撃力が低いため、常に複数のビットを設置しておくことは必須といえる。 『オールオーバー』は事前に『パラライトペタル』の準備が必要になるものの、超広範囲・高威力とかなり優秀な技。ただしビットの攻撃ではゲージが溜まらないため、隙を見て『養分補給』を使わなければ1バトルのうちに計6ゲージを溜 めるのは難しい。 ★寿 八幸助・千早 / コトブキ ヤコスケ・チハヤ 所持神姫 / ミサキ ●付加効果 『二代目物売屋』 『ヒブソウシンキ』 『EXPをお茶に』 ★ミサキ / バイオリン型紗羅檀 称号 / ガスマスクと同レベル ●性能 システムボイスなどを担当するキャラ。 前作ではチュートリアルやヘルプで同じ項目を何度も選ぶと完全装備のミサキが襲いかかってきたが、今回はワタナベ3号をけしかけてくる。負けるとゲームオーバーになる点は変わらないため注意。 ★背比 弧域 / セクラベ コイキ 所持神姫 / エル ●付加効果 『主人公補正(Ⅰ)』 『ラストブレイブ』 『装備購入資金 -80%』 ★エル / 戦乙女型アルトレーネ 称号 / もうイロモノなんて言わせません! ●技一覧 『デーモンロードクロウ』 236 + B or C 『ブレードジェット』 623 + B or C (入力後キー方向へ移動、大剣一本以上装備時) 『エインヘリヤルの弓』 214 + B or C 『ワルキューレの呼び声』 412 + B or C 『武装切り替え』 22 + B or C 『ゲイルスケイグル』 41236 + C (1ゲージ使用、大剣一本以上装備時) 『神槍「スピア・ザ・グングニル」』 641236 + C (3ゲージ使用、大剣一本以上装備時) 『紅魔「スカーレットデビル」』 641236 + D (LP30%未満、5ゲージ使用、大剣二本装備時) ●性能 脚部が強化されスピードにさらに磨きがかかった。移動技『ブレードジェット』の操作性も上がり性能の底上げがなされたが、事故率の高さは相変わらず。 『武装切り替え』では大剣2本と、爪楊枝の代わりに忍刀3本による爪が使用可能になった。折れることがないため、コンボ始動技として積極的に使っていける。 初級者にとっては速すぎて扱いづらいかもしれないが、飛ばした相手を追いかけてコンボを繋げることもできるため、中~上級者向けキャラとして使い込める。 他のキャラにも言えることだが、前作と比べ全体的にアッパー調整がなされている。プレイヤーキャラの中ではまだコタマが飛び抜けているものの、他のキャラとの差は縮まったといえるだろう。 ★一ノ傘 姫乃 / イチノカサ ヒメノ 所持神姫 / ニーキ ●付加効果 『セイブ・ザ・プリンセス』 『ドレスチェンジ』 『ウィークバーサク』 ★ニーキ / 悪魔型ストラーフbis 称号 / 円環の理に導かれ… ●技一覧 『我が前にラファエル』 236 + B or C 『我が前にラファエル(派生)』 6 + B or C 『我が後ろにガブリエル』 623 + C 『我が右手にミカエル』 214 + B or C 『我が左手にアウリエル』 412 + B or C 『デビルワールド』 DD (地上のみ) 『武装切り替え』 22 + A or B or C 『ケルベロスの吐息』 41236 + C (1ゲージ使用) 『ヘカトンケイルの首輪』 641236 + C (3ゲージ使用) 『創造神と破壊神の狭間』 641236 + D (LP30%未満、5ゲージ使用、地上のみ) ●性能 技の名前はガラリと変わっているが、その性能はほとんど変わっていない。ただし『デビルワールド』は前作の『ロックオン解除』からさらに強力になっている。相手のロックオンを強制的に解除するだけでなく、分身を作って相手の攻撃から抜け出したり、ステージの特定の状況でトラップを作動させるなど、他にも状況に応じて様々な効果が発動する。トラップなどで与えられるダメージは微々たるものなので、『デビルワールド』で撹乱しつつ攻撃をしっかりと当てていきたい。 新たな武装として追加されたマシンピストルは、ハンドガンと比べて威力・射程で劣るものの、命中精度の悪いニーキの腕を補っている。 『デビルワールド』によりかなり性能が向上したことは間違いないのだが、基本的なステータスはほとんど変わっていない。バトルが高いレベルになればなるほど、相手神姫の技一つ一つを分析した立ち回りが要求される。 15cm程度の死闘トップへ
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新米神姫オーナー、加奈美。新米神姫、シルフィ そしてその友人達との平平凡凡日常物語 著/神姫愛好者 スロウ・ライフ プロローグ スロウ・ライフ 1話 スロウ・ライフ 2話 スロウ・ライフ 3話 スロウ・ライフ 4話 スロウ・ライフ 5話 スロウ・ライフ 6話 スロウ・ライフ外伝 「Happy New Year」 ※狛犬はうりん劇場及び妄想神姫と(一方的に)コラボです スロウ・ライフ 7話 スロウ・ライフ 8話 オリジナル設定 【 sm スケールメートル 】 1メートルを神姫の縮尺で表した単位 10cmがおよそ1sm 登場人物&登場神姫紹介 研究室一覧 戦う神姫は好きですか web拍手 最終更新日 2008年06月17日 (火) 13時57分19秒 - -
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キズナのキセキ ACT0-5「敗北の記憶 その1」 ◆ 春。 今年も、桜は満開に咲き誇っている。 桜並木の下に、久住菜々子は佇んでいる。 はらはらと舞う桜の花びらに、通りの向こうが霞んでいる。 ミスティは、菜々子の足下にいる。フル装備で、手に大剣を構えている。 音もなく舞う、薄紅色の花びら。 桜はこんなにも美しいのに、夢のような光景なのに、寂しさを感じるのはなぜだろう。 菜々子はブレザーの肩に掛かった花びらを、そっと払う。 高校二年生になった。 この春から、あおいお姉さまは、いない。 桐島あおいは、県外の大学に進学した。アパートで一人暮らしをするという。 『ポーラスター』で、毎日タッグマッチをすることはできなくなった。 『二重螺旋』は事実上の無期限の活動休止だ。 少し寂しくはある。 しかし、お姉さまが大学に進学することは、むしろ喜ぶべきことだ。 だから、別れの時には、笑顔を贈った。 「長い休みの時には必ず帰ってくるから。そしたらまた、タッグを組みましょう」 お姉さまはそう言ってくれた。 あおいお姉さまは、新しい場所でも、武装神姫を続けている。 ならば、菜々子も続けなくては。さらに強くならなくては。 足下にいたミスティが、不意に、動いた。 滑るように地を駆け、舞う。 素体の方が握っている大剣が振るわれ、刃風に桜の花弁が舞い散った。 「……やっぱり難しいですね」 動きを止めたミスティが呟く。 足元に落ちた、いくつかの花びらを見つめている。 刃に触れた数枚が、両断されていた。 しかし、ミスティにとって満足のいく結果ではなかったらしい。 「でも、完成すれば、強力な武器になるわ。切り札として……必殺技として使える」 「はい」 菜々子とミスティが二人で考えた、その技の練習に、ここへ来ていた。 とらえどころのない花びらをとらえる。 それが出来るようになった時、彼女たちはまた少し強くなれる。 ◆ 三月の終わりに、菜々子はあおいとバトルした。 あおいは、大学に通うため、この街を離れる。 お姉さまが側にいてくれた日々の終わり。 その終止符としてのバトルだった。 「真剣勝負でお願いします」 そう望んだのは菜々子だった。 あおいお姉さまと出会って二年以上。 いまだ一対一の真剣勝負で、あおいお姉さまに勝てた試しがない。 あおいはいつものように微笑みながら、頷いた。 その日も、ミスティは劣勢に追い込まれた。 それでも、今までで一番持ちこたえているくらいだ。 ルミナスの容赦ない攻撃を捌きつつ、チャンスを待つ。 そして、菜々子の脳裏に唐突にひらめいた。 『いまよ、バックジャンプして、前に出てひっかく!』 そんな指示で分かる神姫がこの世にいるだろうか。 ミスティも菜々子の指示を理解しているわけではない。 考えるより早く、反射的に身体を動かす。 ミスティは大きく後ろに跳ねて間合いを取る。 対するルミナスは、ミスティを追って突っ込んでくる。 ミスティはバックジャンプの勢いを膝で吸収すると、その反発を開放し、前に出た。 それはまるで、はじき出された弾丸のような超加速。 ルミナスの表情が驚愕に彩られる。 バックジャンプしたのは、間合いを取って体勢を立て直すため。そう読んでいた。 意図がはずれたルミナスは、あわてて剣を構える。 ミスティが迫る。 チーグル・サブアームを上げ、凶悪な爪を振りかざす。 「うあああぁっ!」 すれ違いざまの一撃は、ルミナスの不完全なガードを突き破り、武器と翼を引き裂いた。 ルミナスより早く着地したミスティは、反転し、着地の勢いを借りて再びダッシュ。 墜落するルミナスに、抜き手の一撃を見舞う。 それが勝負を決めた。 ルミナスの胸部が、ミスティの必殺の抜き手によって、貫かれていた。 「勝った……」 長く待ち望んでいた勝利。 菜々子は信じられない気持ちで呟く。 その瞬間、周囲で歓声が沸き上がった。 いつの間にか、多くのギャラリーが、二人の対戦を観ていた。 ミスティの逆転劇に、誰もが驚嘆し、そして賞賛している。 菜々子は正面に座るあおいを見る。 彼女は、呆然としたまま、身動きもしていない。 そんなに驚くことだろうか。 いや、自分も信じられないほどのことだ、お姉さまはもっと驚いているに違いない。 菜々子は席を立つと、あおいの側に立った。 「お姉さま、ありがとうございました」 「え……? あ……ああ……菜々子……」 いまだ心ここにあらずと言った様子のあおい。 頭を下げる菜々子の潔さに、周囲から拍手が起こる。 そこであおいはやっと我に返った。 「菜々子……強くなったね」 「そんな……今日のは、たまたまです」 「いいえ、菜々子もここまで来たんだって、思った。パートナーが強くなってくれて、わたしも心強いわ」 そう言って、あおいは笑う。 菜々子は照れたように頭を掻いた。 しかし、あおいの様子はなんだかおかしい。 いつも見せるのとは違う、戸惑ったような笑顔に見えた。 ◆ 桐島あおいが『ポーラスター』を去って二ヶ月が過ぎた頃。 菜々子はあおいと連絡が取れなくなった。 ゴールデンウィークくらいまでは、毎日のように電話をしたり、メールしたりしていた。 連休の時には、一度こっちに帰ってきて、菜々子と二人で久しぶりのタッグバトルを楽しんだ。 しかし、その後から、徐々に連絡を取り合う回数が少なくなった。 あおいがあまり返事をよこさなくなってきたのだ。 そして、六月の初旬。とうとう、連絡が途絶えた。 メールを何通送っても、返事がない。 心配になって電話をかけたが、そもそも携帯端末の電源が切られているようだった。 あんまり心配だったので、あおいの実家に電話をかけた。 電話先に出たのはあおいの祖母で、養母とも言える人だ。 対応は素っ気なかった。おそらく、あまり連絡を取り合っていない。家を出たあおいを、放任しているようだった。 あおいの大学まで押し掛けようか、とも考えたが、女子高生にそこまでの時間的、金銭的余裕がなくて、断念した。 それでも菜々子は、毎日メールを送ることだけは続けた。 いずれ、お姉さまが読んでくれれば、必ず連絡してくれると思ったから。 六月以降、桐島あおいが何をしていたのか、『ポーラスター』の仲間で知る者はいない。 梅雨が過ぎ、夏休みに入り、お盆が終わる頃になっても、まだあおいから連絡はなかった。 菜々子は心配を深めていた。 花村たち『七星』も、 「彼女のことだから、きっと元気にやっているさ」 と言いながら、心を痛めていた。 そして、夏の終わり。 事件は起こった。 ◆ それは八月も終わりに近くなった、残暑が厳しい日だった。 ゲームセンターのエアコンが効いた冷たい空気をありがたく思いながら、おなじみの神姫マスターたちは『ポーラスター』に集まっている。 残る夏休みをバトルロンドで塗りつぶす。 それが神姫マスターの心意気、と盛り上がっている。 菜々子もその盛り上がりに加わっていた。 あおいを心配する気持ちを、一時でも紛らわせようとしていた。 今日も『七星』たちを中心に、対戦カードが組まれる。 『アイスドール』の異名を持つ菜々子とミスティは、注目の的である。 菜々子が筐体の前に立つと、ギャラリーが集まってくる。 向かいに『七星』の一人が立った。 今の菜々子は、『七星』とシングルマッチをしても、決して見劣りすることがない。 『ポーラスター』における実力者同士の対戦に、ギャラリーが沸く。 と、そこで、ギャラリーの一角から、異なるざわめきが起きた。 彼らは菜々子たちではなく、二階の入り口となる、階段の方を見ている。 ギャラリーたちは次々視線を移す。 そして、驚きとも、喜びとも取れる表情を表す。 菜々子は振り向いた。 背後にある階段を上ってくる人影。 目を見張る。 落ち着いた服装に身を包み、深いえんじ色のベレー帽をかぶり、銀色のアタッシュケースを手にした人影。 「……お姉さま……」 待ち望んでいた、その人。 桐島あおいを見間違うはずがない。 あおいが視線を合わせてきた。 菜々子を認め、目をすがめて、微笑む。 瞬間、菜々子は妙な違和感を感じた。 あおいの微笑が、ひどく作り物めいて見える。 「どうしたの? 菜々子」 あおいの言葉に、はっとなる。 いまわたしは、どんな顔をしていただろうか。いぶかしげな表情だったかもしれない。 「……い、いえ……なんでもありません」 取り繕うように微笑む。 久々の再会なのだ。 いぶかしむなんて、どうかしている。 ほら、久しぶりに仲間たちと話すお姉さまは、いつものように美しいではないか。 若干の違いがあるとすれば、以前より少し大人っぽくなったように思う。大学生になると、きっとそうなるのだろう。 菜々子はそう思った。そう思いこもうとした。 しかし、彼女の心の奥底で、警報が鳴り続けている。 菜々子の「勘」が告げている。 目の前の女性は、菜々子の知るあおいお姉さまではない、と。 確証はない。 だが、桐島あおいを見つめれば見つめるほどに違和感が強くなっていった。 「久しぶりにバトルしないか?」 そんな声を聞いて、菜々子は我に返る。 声の主は、『七星』の花村だった。 あおいはうっすらと微笑むと、言った。 「ごめんなさい、今日はあまりゆっくりしていられないのよ」 少し残念そうに苦笑する花村。 菜々子は疑念にとらわれる。 なぜ、神姫収納用のアタッシュケースを持っているのに、対戦をしないのか。 それに何より、ルミナスはどこにいる? アタッシュケースの中か? いつも肩に乗せていた仲の良い神姫を、なぜ今更アタッシュケースに入れておく必要がある? わたしの考えすぎだろうか。 菜々子が沈思している間、あおいは集まってきた常連たちと挨拶をしている。 そして、ひとしきり話が終わると、 「菜々子、少し話がしたいわ。いい?」 「あ、はい……」 お姉さまにそう言われれば、素直に返事するしかない。 あおいは菜々子に向けて、うっすらと微笑む。 瞬間、猛烈な違和感が菜々子を襲う。 違う。 何が。 何かが。 確かにあおいお姉さまなのだが、菜々子の知る彼女ではない。 それはほとんど確信だった。 常連さんたちは、仲良しコンビの久々の再会に、気を利かせて会話を打ち切ってくれた。 菜々子は笑おうとして失敗しながら、あおいの背に従った。 ◆ 連れてこられたのは、忘れ去られたような小さな公園だった。 駅を最寄りにしている菜々子でも、こんなところがあったのか、と思うほど、記憶に残っていない場所。 おそらく、菜々子だけではない。 ブランコや鉄棒といった簡素な遊具は錆びつき、ここしばらく、誰の手も触れられていないように思われる。 夏の昼間だというのに、周囲に人影もなく、閑散としている。 静まりかえり、蝉の声さえ聞こえない。 ただ、日差しだけが、存在を主張し続ける。 しかし、そんな太陽の自己主張とは裏腹に、菜々子は寒気すら感じていた。 「あなたは……本当に、あおいお姉さまですか」 声はかすれている。 心臓の音がやたらと大きく聞こえる。 公園の入り口で立ち止まった菜々子と、少し距離を開けるように、あおいは公園の中に足を踏み入れた。 そして、振り向く。 「もちろん……わたしはわたしよ。なぜそんなことを言うの?」 その顔には微笑が浮かんでいるが、ひどく作り物めいている。 菜々子は緊張する。 あおいは様子を変えずに、言葉を続ける。 「……あなたの言うとおりだったわ」 「え?」 「バトルでは勝利こそがすべて……その通りだわ」 「なにを、言ってるんですか。バトルロンドはそれだけじゃないって、教えてくれたのは、お姉さまじゃないですか……」 「そうよ……でも、それは間違いだったわ。ごめんなさい。あなたに間違ったことを教えてしまって」 何を言っているのだろう、この人は。 あおいお姉さまと同じ顔をして、真逆のことを言う。 何かに化かされているようだ。 「だから、間違いを正しに来たの。菜々子、わたしの言ったことはすべて間違い。 バトルは勝利しなくては意味がない。敗北すれば、すべてを失う……」 「違う!」 菜々子は叫んでいた。 「違います! バトルは、勝敗だけでは計れない、すばらしいものがあるって、教えてくれたお姉さまの言葉を……わたしは今も信じています!」 悲しかった。怒りに震えた。 あおいお姉さまから教えてもらったことは、菜々子にとって真実だった。 お姉さまの言葉を信じ、その背中を追いかけてきたから、今の自分がある。 そう信じている。 それなのになぜ、お姉さま自身の口で否定されなくてはならないのか。 しかし、あおいは努めて冷静に、言った。 「そう……それじゃ仕方がないわね。あなたに教えてあげるわ」 「……なにを」 「敗北の、意味」 あおいがそう言うのと同時、彼女が手にしていたアタッシュケースが、重い音と共に開いた。 そこにいたのはルミナス、ではない。 闇がわだかまっているかのような、黒い神姫が、いた。 菜々子は、この神姫のことをよく思い出せない。 しかし、ルミナスでは断じてない。 「ルミナスは、どうしたんですか」 「……あの子は、負けたわ。そして……わたしはあの子を失った。壊されたの」 「そんな……っ!」 「それが敗北よ……。 でも、大丈夫。わたしには新しい神姫、マグダレーナがいるから」 「マグダレーナ……?」 それがその神姫の名か。 あおいはなおも言葉を続ける。まるで変わらない口調で。 「そして、心残りを……消すわ」 「心残り……?」 菜々子の疑問に、あおいはいっそ鮮やかに笑った。 「あなたに、負けたこと」 「……!!」 菜々子は絶句した。 まさか、あのただ一回の敗北を、心残りだなんて……! 「さあ、菜々子、バトルをしましょう」 「バトルって……ここで、ですか」 「そうよ」 「……リアルバトル、ってことですか」 「ええ」 あおいは何のためらいもなく、頷いている。 菜々子は驚きながらも確信する。お姉さまがルミナスを失ったのは、リアルバトルで負けたからだ。 リアルバトル自体は、そう珍しいことではない。 バトルロンドの最高峰、ファーストリーグはリアルバトルで行われる。 しかし、ファーストリーグさえも、ミラージュリーグの立ち上げによって、バーチャル化への道を歩み始めている。 神姫を失う可能性のあるリアルバトルは、いまや下火なのだ。 また、ファーストリーグでは、ルールやレギュレーションが厳格に決められており、神姫を失うリスクを出来る限り少なくするようにしている。 しかも、今菜々子がいる状況でのリアルバトルは法律違反だ。 対戦の流れ弾でマスターが負傷するかもしれないし、一般人を巻き込む可能性だってある。 それがわからないあおいではないはずだ。 それでもこんな場所での対戦を言い出すとは……。 「お断りします」 「……なぜ?」 「こんなところでリアルバトルなんて、おかしいです。戦う意味がありません」 「……ならば、意味を作ってやろう」 ひどくしわがれた声が、あおいの代わりに答えた。 次の瞬間、黒い小さな影が、菜々子に殺到した。 驚き、身体を傾ける菜々子。尻餅をつく。 さきほど菜々子がいた場所を、銀光が凪いだ。 神姫だ。 あおいの黒い神姫が、菜々子を襲ってきたのだ。 不気味な視線が、なおも菜々子を射る。 菜々子はひるんだ。 動けない。 神姫が人を襲うなど、想像もしていない。 再び、影が殺到する。 殺される! 菜々子が身を縮めた、その時。 白い影が、黒い影の行く手を阻み、攻撃をはじいた。 「大丈夫ですか、マスター!」 「ミスティ……」 転んだ拍子に、アタッシュケースの開閉ボタンを押してしまったらしい。 中で待機していたミスティが飛び出し、菜々子を守ってくれたのだ。 今は、菜々子に背を向けて、闇のごとく黒い神姫と対峙している。 「装備したまま待機していて、正解でしたね」 何の根拠もない勘だった。 菜々子はミスティをフル装備にして、アタッシュケースに仕舞っていた。 おかげで命拾いした。 ミスティは武器を構え、マグダレーナを牽制する。 菜々子も立ち上がる。 「……やる気になった?」 「お姉さま……」 「どちらにしても、もう戦うしかないわね?」 「お姉さまっ!」 黒い神姫が、出る。 同時に、白亜の神姫も地を蹴った。 運命の戦いは、菜々子が望まぬまま、始まってしまった。 ◆ ミスティは焦っていた。 この神姫、とらえどころがない。 マグダレーナというらしい、その黒い神姫は、ライトアーマー程度の軽装備。 ミスティはおなじみのストラーフ装備のカスタムだ。 だが、マグダレーナは、ミスティの攻撃をことごとく封殺していた。 菜々子からの「ムチャぶり指示」を期待しているが、いまのところ指示が来る様子はない。 「くくっ……あの女の、無茶な指示を待っているのか?」 「!?」 「無駄だよ。その指示が出せぬように立ち回ることなど……造作もない」 ミスティは驚く。 「ムチャぶり戦法」を封じるなんて、そんなことが可能なのか? だが、菜々子は思い通りの戦いが出来ずに迷っている様子だ。 この神姫の言うとおりかも知れない。 ムチャぶりが封じられているのかも知れない。 だが、ミスティは信じていた。 ムチャぶりがなくても、この程度の神姫に後れは取らない。いまやわたしたちは、『七星』にも匹敵する実力があるのだから。 「ムチャぶりはできないわよ、菜々子」 「……!」 「マグダレーナには、あなたの戦い方を教えてあるわ。 ムチャぶり戦法を封じる……それはそんなに難しいことじゃない。 ミスティの正面を取り、一定の間合いで対峙する。そして、無駄な動きはしない。 ムチャぶり戦法は、相手の動きに対応するものだから、無駄な動きをせずに対峙すれば出しようがない。 こんな障害物のない、平坦な場所なら、なおさらのこと、ね」 まさか、そんな真っ当な方法で封じられるなんて。 しかし、菜々子にも手がないわけではない。 「だったら、こっちも正攻法です。ミスティ!」 「はい!」 ミスティは地を蹴り、一気に間合いを詰めた。 菜々子が一度は捨てた、『アイスドール』の呼び名の由来となった戦法。 近接格闘戦での容赦なく弱点を突き続ける戦い方。 マグダレーナは、ライトアーマー程度の装備でしかない。 副腕を持つストラーフの攻撃を捌ききるのは容易ではない。 しかし。 「……うそ……」 必殺の抜き手すら見切られ、捌かれて、間合いを取ったのはむしろミスティだった。 あれほどのラッシュを見切られるなんて、今までになかった。 しかも、マグダレーナは余裕を持ってかわしているようにさえ見えた。 黒い神姫の底知れぬ力に、ミスティは畏怖を感じる。 マグダレーナが……桐島あおいが知っているミスティの戦法は通用しない。 もはや手がない。 ……いや、たった一つ、ある。 春から練習している、あの技。 あおいが去った後から練習している技ならば、二人とも知るまい。 「菜々子、あの技を使います」 「でも、あれは」 「大丈夫。必ず決めます」 菜々子に言いながら、ミスティは自分にも言い聞かせていた。 実は、その技はまだ一度も成功していない。 しかし、八割がたの完成度でも、マグダレーナをとらえることは出来るはずだ。 ミスティは、背後にマウントされていた大剣を自ら握ると、構えた。 マグダレーナは微動だにしない。 それほどの自信か。 「はぁっ!!」 気合い声と共に、ミスティは一足跳びに地を駆ける。 一瞬にして被我の距離が埋まる。 間合い。 ミスティがその技を放つ。 だが。 「うああああぁっ!!」 とどめの攻撃を出すよりも早く、マグダレーナの刃がミスティを裂いた。 どっ、と地に伏す。 「くくっ……練習していた技だな。完成していれば……危ないところだったぞ」 「な……なぜ知ってるの……!?」 「知っているとも。貴様の戦い方はすべてお見通しだ」 ミスティは愕然とする。 この黒い神姫とは初対面だ。 そもそも『ポーラスター』に来たのだって、今日が初めてのはず。 なのになぜ、今の技を知っている!? 「ミスティィィッ!!」 菜々子の……マスターの声がする。 立たなくては。そして、菜々子を守らなくては。 ミスティは手にした大剣を握り、立ち上がろうとして……できなかった。 「……がああぁっ!!」 握っていた手首ごと、切り落とされた。 苦痛にのたうつミスティに、黒い神姫から、次々と刃が振り落とされる。 ミスティの四肢を確実に破壊していく。 「やめて! やめてよ!! もう勝負はついたでしょう!?」 菜々子の声がする。 泣き叫んでいる。 朦朧とする意識の中、ミスティはそれでも剣をとろうとしていた。 菜々子を、守らなくては。 不器用で負けず嫌いで、でも笑顔がとても魅力的な、大切なマスターを。 あの涙を止めなければ。 ミスティは残された手で、大剣の柄を握る。 その時。 声が、した。 「敗北を知れ、『アイスドール』」 ミスティは一挙動に起きようとする。 振り向こうとする。 それと同時。 「やめてーーーーーーーーーーーーっ!!」 菜々子の絶叫。 そして。 ミスティが起きあがることは、ついになかった。 マグダレーナの刃が、ミスティの背から胸を貫いていた。 「……あ……」 その声が最後。 瞳から光が消える。 ミスティはすべての機能を停止した。 ◆ まただ。 また、世界は灰色に染まって見える。 五感が伝える現実世界の事象に、現実感はない。 容赦ない日の光さえ、菜々子には遠い。 ただ、手のひらの上の小さな人形の重さだけが、現実を伝えている。 自分の瞳から流れては落ちる涙だけが、時間の流れを刻んでいる。 どれほどの時間が流れたのかすら、定かではない。 膝を着き、手のひらに乗せたミスティを掻き抱きながら、菜々子は慟哭していた。 その背にかけられた声が、いつまでも続く悲しみに亀裂を入れる。 「わたしの勝ちね」 がば、と顔を上げる。 涙でグシャグシャになっているであろう顔を上げ、声の主を睨みつける。 視界は止めようもない涙で、ぼやけている。 わたしはどんな顔をしているだろう。 鬼のような顔をしているだろうか。 お姉さまにそんな顔を向けたことは、今までにない。 「……なぜ……ですか……」 やっと絞り出した一言。 それが感情の殻を破った。 「なぜですか、なぜなんですか!? なんでこんな、ひどいことを……!」 絶叫だった。 一番大切な人に、大事なパートナーを奪われる。 こんな理不尽なことがあっていいのか。 「強くなるため、よ」 あおいは、むしろ淡々とした口調で、答えた。 「あなたの神姫を倒したわたしは、もう誰の神姫でも、ためらうことなく破壊できる」 「そんなことのために、ミスティを殺したって言うんですか!?」 「……ええ」 肯定の言葉に、菜々子は涙を乱暴に拭って、あおいを睨んだ。 だが、その時見た彼女の表情に、菜々子は思わず息を飲む。 「赦して欲しい、なんて言わないわ。謝ることも出来ない。 わたしにそうさせたいのなら……わたしたちを、マグダレーナを倒しなさい」 なんで、そんなに辛そうな顔をしているんですか……。 いっそ嗤いながら勝ち誇ってくれるのなら、憎むことも出来たのに。 あおいはきびすを返し、菜々子に背を向けた。 「さようなら……菜々子……」 その声は、かすれていた。 あおいは去ってゆく。 その背中が遠くなる。 菜々子は声を上げることも出来ないまま、その場に動けずにいる。 あおいの姿が見えなくなる。 菜々子は張り裂けんばかりの大きな声で泣き叫んだ。 □ 「……その後、久住ちゃんはここに来てさ……。 ぎょっとしたよ。あんな風に泣いている彼女は初めてだったからね。 破壊されたミスティを手に持って……そりゃあ驚いた。 まさか、そんなことになっているなんて、誰も思わなかったもんな……」 花村さんの口調にも視線にも、懐かしむような様子はどこにもない。 言葉ににじむのは……後悔、か。 「あの時、二人を止めていれば、違う結果になったんじゃないか……。何度もそう思ったよ。 でも、そんなのは、後から思えばってことで……あの時は誰も、桐島ちゃんを疑いもしなかった……」 「……進学した先で、桐島あおいに何があったんですか?」 夏に現れた桐島あおいは、春までの彼女とはまるで違っている。 自分の神姫を失った悲しみから、自らの矜持まで変えてしまった……というだけでは説明が付かないほどの豹変ぶりだ。 大学通学のために引っ越した土地で、何かがあったに違いない。 だが、花村さんは首を横に振るだけだった。 「それは誰にも分からないよ……少なくとも、『ポーラスター』に来るメンツは誰も知らない。久住ちゃんも詳しいことは知らないんじゃないかな」 「……そうですか」 花村さんは、疲れたようにため息をついた。 時計を見ると、もう随分と時間がたっている。 長すぎる立ち話だった。俺の方も、精神的にかなりきつい話だった。 ここらが潮時だろう。 「今日はこのあたりにしましょうか」 「うん」 「長い時間、ありがとうございました」 「もし、何か知りたいことがあったら、聞きに来てよ。俺たちに協力できるのは、きっとこれぐらいだろうから」 「……ありがとうございます」 頭を下げた俺に、花村さんは弱々しく微笑んだ。 俺は思う。 ……これはやっかいな仕事かも知れない。 菜々子さんを助けるということは、同時に、『ポーラスター』の古参マスターたちを救うことでもあるのだ。 ◆ 翌日。 花村耕太郎は、いつもと変わらず、『ポーラスター』にいる。 長老、と呼ばれるのは、もう何年も毎日のように、ここに通ってきているからだ。 (……だいぶ変わってしまったな) と、花村は思う。 久住菜々子と出会った頃の常連は、もう何人もいない。 『ポーラスター』に通ってくるメンバーは少しずつ変わっている。明日にも、明後日にも、また変わっているかも知れない。 それでもずっとここで神姫マスターをやっている自分は、過去の仲間たちのために居場所を守り続けているようなものなのか。 遠野と昔の話をしたからだろうか、少し感傷的になっているようだ。 花村が口元に苦笑を浮かべた、その時。 「お久しぶりね、花村くん」 呼びかけるその声に、聞き覚えがあった。 顔を上げる。 目の前に立っていたのは、確かに知った顔だった。 だが、花村の顔は驚きに染まり、言葉を失う。 どうして彼女が、今ここにいる!? 桐島あおいが、そこにいた。 次へ> Topに戻る>
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前へ 先頭ページ 次へ 第九話 拉致 レヴ・アタッチメント、ビックバイパーを纏った飛行形態のルシフェルは、アフターバーナー全開で専用緊急出撃ダクトを飛び抜け、屋敷の前庭中心にある噴水から躍り出た。 陽動、兼、殲滅役を仰せつかったルシフェルの出撃はトンネルドンにより腹に響くような轟音を起こしたから、その存在は屋敷に対して破壊活動を働いていた一つ目ども、メタトロン・プロジェクトの試験量産素体である、ラプターと呼ばれるそれらの一躍知るところとなった。無数の赤く灯るアイボールが、ぎょろぎょろと彼女を注視する。 ファースト・トップランカー神姫である彼女でさえ、通常装備では一つ目どもと戦うどころか有効な一撃を与えることさえできなかったか知れない。 今はこの俊敏な鎧がある。レヴ、つまり活性化、回転増加、の意を持つこのアタッチメントセットの名は伊達ではない。特に既存技術の粋を集めて造られた自らのビックバイパーは、OFアタッチメントに匹敵する性能をたたき出す。 隼のように飛び回る異形の戦闘機の出現に、一つ目どものコンピュータが混乱しているのがルシフェルには分かる。なにしろ奴らにとっては普通の武装神姫がありえない高速で飛び回っているのだ。戦闘能力には感情回路が不可欠であることはルシフェルも知っている。ラプターにも簡易的であるにしろ感情回路は搭載されているはずで、この混乱によってそれが明らかになった。 勝てる。ルシフェルはあらためて確信した。強固な確信である。 ギュビィー! 二股に分かれた彼女の機首、つまり内股に当たる部分から、高電圧音とともに二条の青白い収束レーザービームが照射された。秒速三十万キロの光条は回避を許さない。 照射しながらルシフェルは急激なロールを行い、機首の向く先にある五体のラプターを撫で見る。つまりレーザーの射線がラプターを横切ったのであって、その五体の一つ目どもは瞬時に真っ二つに溶断された。切り口を赤熱させながら墜落。 仲間を撃破された光景を分析したのか周囲の一つ目どもがルシフェルの機首を避ける機動を見せた。 そのような動きは予測済みである。 パシュシュシュッ 主翼の放出口より小型の誘導弾頭を射出。機体よりもはるかに高速で推進するミサイル群は正確にいくつかのラプターに飛来。撃破する。 弱い。ルシフェルは無感動に感想を抱いた。 こんなのがメタトロン――神の代理人――とは笑わせる。自分はおろか、ましてやミカエルごときよりも上位の天使の名を持つとはおこがましいにもほどがある。自分が名乗るべきとは思わないが、少なくともこいつらが名乗ってよいはずはない。 周囲を見やる。OFイクイップメント・アージェイドを着たアーンヴァル「ミカエル」、ビックバイパーよりも下位の量産試験型レヴ・アタッチメント・ファントマ2を二セットも搭載したサイフォス「ジャンヌ」でさえ、苦戦している様子は見られない。 まったく直感的に、こいつら、ラプターどもはメタトロンなんかじゃない、とルシフェルは感じた。一つ目どもはメタトロンの中核などではないのだ。おそらくOFイクイップメントをどのように武装神姫になじませるかという実験の上で作られた、ただのボディにすぎない。 何がメタトロンかとすればここにおいてはアージェイドなのだろうが、それを着たミカエルが自分に勝てたためしは、数え切れないバーチャルバトルと幾度のリアルバトルを経たテストにおいて、数パーセントしかない。その数パーセントはランダムな要素で、ランダムな中でも挽回できる状況がほとんどであった。 実戦経験の長短を差し引いた純粋な性能アドバンテージから見ても、このビックバイパーにアージェイド・イクイップメントは対抗しきれていないのだ。あくまであれはOFアタッチメントの開発段階で派生した余剰物らしく、試供品として送られてきたのもうなづける。 では本当のメタトロンは何か。 とすれば、あのクエンティンとかいうどこの馬の骨とも知れぬセカンド風情と融合している、ジェフティでしかない。 それ以外のメタトロンは偽物だ。 だと言ってルシフェルは、クエンティンをメタトロンとは認めたくはなかった。メタトロンはあくまでジェフティ、エイダ自身であり、クエンティンはエイダの性能を完全に引き出す触媒にすぎない。触媒は武装神姫であればなんだっていいのだ。 自分であっても問題はないのである。 危険な考えだ。おそらくマスターは、鶴畑興紀はそんなことは許さないだろう。無断でクエンティンから引っぺがそうとすれば、いまの自分は廃棄される。戦闘実績や有効な装備など、あらゆるアイデンティティをもぎ取られて。その後何十体目、もしかしたら何百体目かもしれないルシフェルが、自分に取って代わるのだ。 ルシフェルのプライドが刺激されていた。そのプライドも、アイデンティティも、過去数え切れないルシフェルから引っぺがしてきた借り物にすぎなかった。装備の一つたりとも、記憶の一片でさえ他に譲渡するのは我慢がならなかったが、それらに絶対的な自己は収められなかった。 重い。過去のルシフェルの遺物を全身にくっつけられている重みだ。この重みがもどかしかった。 きっとクエンティンからエイダを引き剥がして自分に融合させたところで、ただ重みが増すに違いない。二人ぶんの重みは背負いきれない。背負うのは自分自身のだけで十分だ。 私はルシフェルであり、その名を誇りに思うのだ。いつか廃棄されるその日まで。 廃棄されること自体に恐れはない。棄てられるならば、この自分の重みをそっくり次のルシフェルにくれてやる。 むしろ気がらくだ。だからと言って今すぐに廃棄されたいという意味では決してない。いま自分は生きている。生きているならば必死になって生きるのが生きている者の義務というものだ。 生きている、か。 こんなことをマスター、鶴畑興紀に言えば、やはりその瞬間廃棄されてしまうのだろうなと、ルシフェルは思った。彼は武装神姫を生き物とはみなしていない。生き物ではない物が、「自分は生きている」などと言い出したら、バグっている、壊れているということだ。 壊れている道具など要らん。いくつか前のルシフェルがこう言い渡されて捨てられた。うっかり口を滑らしたからだ。余計なことは言わずに従うほうが面倒にならないことを今のルシフェルは知っている。捨てられる理由としてどうにもならないことだってあるが、そうした原因以外、予防できる原因はしっかり予防しておくのが一番だ。 ルシフェルはうっかりで死にたくなどないし、野良神姫にもなりたくなかった。野良神姫は駆除される。拾われることもあるが、よっぽどの強運の持ち主でなければまず無い。そんなことになるくらいだったら今の環境下が一番だ。 彼女は面倒が嫌いだった。だから自分は生きているなどと主張せず、ただ黙々と従うのである。「イエス、マスター」と連呼して。 「モードチェンジ――」 『mode change』 ルシフェルがつぶやくと同時に、ビックバイパーに内蔵された支援AIが復唱する。音声入力というわけではないが、定められたプロセスを確実に実行するためルシフェルはいちいち声に出して言うことを心がけている。 ボディ各所のロックが次々に解かれ、手足が自由になる。バックユニットが頭上を介して背中に回り、フロントアーマーがヘルメットをカバーする位置から離れて胸のところへ収まる。 くるりとスプリットSの要領で反転すると、ルシフェルはもう人型形態になっていた。 一つ目ども、ラプターが群がってくる。 「遅いわ」 垂直尾翼を兼ねていた彼女の両腕の先に金色の粒子が集まる。 最後のラプターの首をちぎり取る。 「状況終了」 興紀に報告する。 浮遊しながら、ルシフェルは屋敷を見つめる。各所が崩れ落ち、煙を上げているところもあった。建て直さねばならないだろう。老朽化していたからちょうど良いとマスターは言うだろうか。 興紀からの返答がない。いつもならすぐに「よくやった」なり「戻れ」なり言ってくるはずなのに。 眼下の二体もおろおろしている。 「マスター……?」 通信装置の感度を上げようとしたその時。 ギュバッ! 異音。 傍らに最大限の脅威。 反射的に離れようとブーストしようとする。 が、ぐぐっ、と伸びてきた二本指の腕が彼女の頭部を瞬く間に捕らえると、ルシフェルの頭はこの世のものとは思えない激痛に襲われた。 「ぐ、ああううっ!?」 頭を握りつぶされてしまいそうなほどだった。だが武装神姫は本来握りつぶされる段階で頭痛など感じないはずだ。この二本指からワームのようにただ容量を増やすだけの無駄なデータが自分の陽電子頭脳に流入し、処理を圧迫しているのだ。 二本指の主。ジェフティ――エイダに似た、狼のようなヘッドギアをかぶった神姫が目の前にいた。 こいつが、アヌビス――デルフィか。 ルシフェルはこの上ない畏怖を覚えた。あのジェフティとは比べ物にならない威圧感。 こうして対峙するだけでその性能差が絶望的であることは、百戦錬磨のルシフェルには皮肉にも手に取るように分かってしまった。 頭を拘束されただけで、勝てないと分かる相手。 ただのイクイップメントが、どうしてここまで強いのか。 アヌビスをまとっている神姫は、顔こそ見えなかったが、その雰囲気は既存の武装神姫のどれでもなかった。 ルシフェルはすぐに知った。こいつはイクイップメントなんかじゃない。 この神姫そのものがアヌビスなのだ。 相手は冥界の神の名を持っていた。神には勝てない。 「おまえが、メ、タ、ト、ロ、ン……か」 ルシフェルは今確実に、目の前の神姫がメタトロンを名乗るに相応しいことを認めた。メタトロンという名は時には、神と同義になる。 流入する負荷が限界を超え、ルシフェルの意識は強制的にシャットダウンされた。 ◆ ◆ ◆ 完全武装の兵士達に、理音たちは包囲されていた。 屋敷へ通ずるエレベータが開き、中から悠然と歩いてくる男が一人。 「ノウマンだな」 何の感動もないように、興紀は言った。 理音はその男をよく見た。 服装はどこにでもあるようなフォーマルスーツを着ていた。が、その男の大きな特長はその目にあった。 虫を見ているような目だと、理音は思った。 口をニィ、と引きつらせて、ノウマンは笑った。 「その神姫を渡してもらおう」 クエンティンを指差して、言った。 流暢な日本語だった。 こんなにも冷たさを感じる声は聞いたことがなかった。 クエンティンは激昂して飛び掛りそうだったが、理音が制した。クエンティンはその場に浮遊したまま動かなかった。 「私のクエンティンをどうするつもり?」 銃を突きつけられたまま、理音は訊いた。 「彼女、クエンティンはすばらしい個体だ」 ノウマンは言った。 「我々は武装神姫に人権を与えるために活動している」 意外な答えであった。理音はもちろんのこと、鶴畑興紀も驚きの色を隠せなかった。 「貴様らは、メタトロンプロジェクトを他社に売るために活動しているのではなかったのか」 興紀の問いに、ノウマンはにやりと笑みを浮かべることしかしなかった。 理音はノウマンに対して、意外な人間を目の当たりにしているような実感だった。 この男の言うことが本当ならば、この男は、武装神姫をれっきとした知性体として認識していた。自分と同じく。 ノウマンはクエンティンを「彼女」と呼んだ。 「こんな過激なやり方で、神姫に人権が認められるとでも思っているの?」 「過激でなければならないのだ」 ノウマンはクエンティンの方に近づきながら言った。 「このまま悠長に法律改正を待っていたら、いつまで経っても神姫には人権は認められない。神姫は商品として作られたのだ。この根本を是正しなければ、神姫の未来は無い」 理音は黙って聞いていた。 「これ以上妨害活動をされても困る。君たちにも来てもらおう」 「お姉さまたちは関係ない!」 クエンティンが叫び、飛んだ。目指す先はノウマン。 兵士達の動きがこわばった。 が、クエンティンはノウマンの目の前で止まった。 ノウマンは眉一つ動かさなかった。 「アタシだけが必要なんでしょう。お姉さまたちはこのままでも――」 言い終わる前に、クエンティンは強烈な電撃を受けていた。 「クエンティン!」 理音が兵士の拘束のなかでもがいた。クエンティンは理音の目の前で意識を失い、堅牢そうなアタッシュケースの中に入れられた。 「連行しろ」 理音と鶴畑兄弟は、まるで犯罪者のように手錠をかけられ、連れて行かれた。 エレベータに乗せられる直前、理音はふと気づいて辺りを見回した。 いつの間にか、執事の姿は消えていた。襲撃されたときには、もういなかった。 ドームは無表情な脳無し神姫たちが、何事もなかったかのように飛び回っている。 ◆ ◆ ◆ 強制リブートをかけられて、ルシフェルは覚醒した。 冷たい雪が背中の触覚センサーに感ぜられた。 自分を見下ろす一人の人間にルシフェルは気がつく。 執事が立っていた。 「ルシフェル。非常コード009発令のため、マスター権限をわたくしに緊急委譲」 「イエス、マスター」 それで、自分が停止しているあいだ何が起こったのか、大体の見当はついた。 後悔している暇など無い。 ルシフェルはむっくりと起き上がった。 つづく 前へ 先頭ページ 次へ
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与太話5 : 参上! 正義の戦乙女!! 「この手が望むは強敵との勝負!」 鉛色のコートが虚空に靡く。 「C・S・Cに誓うは主の勝利!」 輝く双剣が映し出す絶対的な修道女の影。 「阻む黒雲切り開き、勝利を掴む古の血統ッ!」 機械仕掛けの脚が鉄の運命を踏み砕く。 「正義の戦乙女――」 見開かれた双眸が蒼き炎を灯した。 「エル参 「遊んでないで真面目にやってよエル姉!」 コタマが操るホイホイさん、巨大なガントレットを両腕に付けた【ファースト】の攻撃範囲から逃れ下がってきたメルに名乗りを遮られ、エルはプクゥと頬を膨らませた。 「せっかく徹夜で覚えたんですから邪魔しないで下さい!」 「徹夜!? そんなことする暇があったらコタマ姉の対策の一つでも考えてよ!」 言いつつ、メルは決めポーズのままつっ立っていたエルを抱えビルの影に飛び込んだ。直後、二人がいた場所を二発の弾丸が、空気を貫くようなゾッとする音を残して通過した。 「少し漫画で目立ったくらいで図に乗ってんなよコラァ!」 続け様、コタマはもう一体のホイホイさん【セカンド】に二人が身を隠した壁面を撃たせた。神姫の身長より長い大型対物ライフルで壁を粉砕できるとはいえ、この銃撃はエルとメルを狙ったわけではない。威嚇のつもりもなく、ただ、コタマは腹を立てていた。 エルが徹夜で読んでいた漫画をコタマも読み終えていた。漫画の中で目立ちに目立ったアルトレーネとは対称的に、ライト級神姫は小動物二匹がたった1ページ登場しただけだった。ハーモニーグレイスは前巻でオマケのような扱いだった。 コタマはライトアーマーという格付けそのものに不満を持っているわけではなかった。自身、ファーストとセカンドを除けば、装備品は姫乃お手製の修道服と糸を伸ばした二つの十字架だけである。 だがその扱いが許せなかった。漫画の中でライト級神姫達がまるで幼稚園児のように描かれていることが許せなかった。いや、百歩譲って小動物系はいい。コタマとは何の関係もない。だがハーモニーグレイスがそいつらと同じレベルで争っているのはどういうことか。小動物にシールを奪われ「その金ピカネコは私が狙ってたのにー!」とべそをかくハーモニーグレイスを見てコタマは漫画をゴミ箱へ捨てようとして、鉄子と喧嘩になった。作者へ苦情メールも送った。 そして第三巻が発売されたのが昨日のこと。再び漫画をゴミ箱へ投げ捨てようとして再び鉄子と喧嘩になり、苦情メールを数回送っても収まらない憤りをバトルにぶつけようと、エルメル姉妹からの挑戦を二つ返事で受けた。 「出てこいエル、メル! 来ねぇのなからこっちから行くぞ!」 故に、カバー折り返しに実写で掲載されるという破格の待遇を受けたアルトレーネを生で見て、憤りが収まるどころかより膨らんでいったのは詮ないことだった。 「やけに機嫌悪くないか、今日のコタマ」 貞方とタッグを組むという不愉快を極めた申し出だったが、エルとメルにああも真剣に頼まれては断り切れなかった。昨日発売された武装神姫の漫画を読んだエルとメルは漫画の後半で活躍した戦乙女型を見て「私(ボク)達はもっとやれるんじゃないか」と何の根拠も無い自信を持ったらしい。一人では無理でも、二人が力を合わせればドールマスターすら打倒し得る、と。 俺の隣で腕を組んでいる貞方はジッと筐体の中を見ている。 「背比、お前竹櫛さんと同じ弓道部ならコタマの弱点とか知らないのか」 「弱点? あー……そういえば」 「なんだ?」 「コタマってやたらとスマッシュ攻撃を使うんだよな。投げ技も一切使ってこないし、動きを読みやすい」 「スマブラの話じゃねぇよ! 神姫と何の関係あんだよアホが!」 「お前にアホとか言われたくねぇよクソが! じゃあお前がなんか考えろよ!」 放っておいてもバトルの状況は刻一刻と変わっていく。十数階建てビルの中へ逃げ込んだエルとメルを追って、コタマも壁を破って飛び込んでいった。 中の様子は別モニターに映し出される。ビルの内部は会社を模しているのだろうか、人が誰もいないことを除けば実在する事務所のようだった。狭いフロアに机や棚などの物が置かれている。人形二体を連れたコタマにとっては戦い難い場所だろう。 ビルの六階までコタマが上がってきたところで、エルとメルは勝負に出た。ファーストがガントレットでドアをブチ破りコタマが事務所の入口を跨いだ瞬間、エルがコタマの正面から、メルは背後から襲いかかった。ファーストとセカンドは壁を挟んで分かれ、コタマは両側の壁に阻まれ糸を自由に操れない。 待ち構えていたエルは最高速度で突進した。息を潜めていたメルはスカートの下から全武装を解放した。 だが、甘かった。 「うおっ!?」 ビルの側面の窓ガラスを突き破ってエルが飛び出してきた。反対側からメルも同じように出てきた。二人とも自発的にビルから離脱したのではない。そうでなければ、六階から落ちて受身すら取れず路上に叩きつけられるはずがない。 エルが割った窓からコタマが顔を覗かせ、ファーストとセカンドを連れて飛び降りた。 「おい貞方、今何があった?」 「知らん。状況からして、反撃されたのは確かだろうがな」 モニターには確かに、コタマを挟み撃ちにするエルとメルが映っていた。だが二人は直後にモニターから姿を消し、ビルの側面から現れた。 よろけながらもなんとか立ち上がるエルの前に、コタマは着地した。少し遅れてファーストとセカンドも降りてくる。AIを積んでいないはずの二体が何故綺麗に着地できるのかは、コタマにしか分からない。 「よォ大人気なアルトレーネ様。苦しんでるとこ悪いんだけどよ、さっきの名乗り、もう一回聞かせてくれよ」 メルはビルを挟んだ向こう側にいる。援護は期待できないが、一人で戦ってどうにかなる相手ではない。エルは剣と脚のパーツで路面を蹴り、コタマから離脱した。 「いいぞ逃げろエル! そのままメルと合――!」 しかし、エルの速度をもってしても、逃げることすら叶わなかった。 「『44ファントム』」 いつ見てもこの技は瞬間移動としか思えない。全速力で離れるエルの懐に一瞬で飛び込んだファーストは、咄嗟の剣による防御をものともせずガントレットを打ち込んだ。 自分の速度にさらなる加速を与えられたエルは、道路を飛び越え別のビル側面に叩きつけられ、力無く崩れ落ちた。 「エルっ!?」 「今だメル、本体を叩け!」 貞方のヤロウ、エルを囮にしやがった。だがファーストが未だエルへの攻撃の流れに乗って離れている今を逃せば勝ち目を完全に失ってしまう。業腹ものだが仕方がない。 ビルを回りこむのではなく中を真直ぐ突っ切ってきたメルは飛び出すなり、ありったけの武装を放った。次のチャンスが無いのなら、この瞬間で勝負を決めるしかない。 伸ばしたスカートとワイヤーがコタマへ届く直前、セカンドが持つライフルの銃身が間に割り込んだ。 「くっ!?」 「おっと危ねぇ。今のはワイアット・アープでも命取られてただろうぜ」 ワイヤーが巻きつきスカートに挟まれた銃身でそのまま、セカンドはメルを薙ぎ払った。ライフルの銃口がメルへと向けられる。 「じゃあな戦乙女。オマエらは先輩神姫への敬意が足りねぇんだよ」 後から聞いた話だと、メルはこの時「ハーモニーグレイスだってそんなに古くないじゃん」と呟いたらしい。 バトルを終えて、竹さん、貞方と三人でマクドナルドへ立ち寄った。テーブルの上では三人の神姫が例の漫画のことであれこれと議論している。先のバトルのことを持ち出さないのは良いことなのか悪いことなのか。 「そういや貞方、ハナコは?」 このところ大学でもあの健気なわんこ型神姫を見ていない。 「精密検査でメーカーに送ってある。昨日連絡があって、まだ時間がかかるらしい」 「ふうん、検査ってそんな時間かかるもんなん。コタマもいっぺん検査に出そうかね、ウルサイのが払えて丁度いいかもしれん」 竹さんはフライドポテトを一本ずつ減らしていった。ちまちまと妙に女の子らしく(いや女の子だけど)ポテトをかじるその姿はトップクラスの神姫オーナーには見えなかった。 「竹櫛さん、コタマが使うホイホイさんの……」 「ファーストとセカンド?」 「ちょっと見せてくれないか」 いいよ、と竹さんは気軽にトートバッグからハンカチにくるまれた二体を取り出した。今まで無造作にバッグの中に入れていたらしい。益々竹さんのオーナーっぷりを疑ってしまう。俺もエルの装備を筆箱に入れてるから他所様のことを言えたもんじゃないけど。 ちなみに貞方は専用アタッシュケースを持っている。クソブルジョワめ、先物取引に手を出して一日で破産しろ。 見せてもらったホイホイさんは、ごく普通のホイホイさんだった。ファーストは腕をガントレットに取り替えられているだけ、セカンドはもうそのまま害虫退治ができそうだった。 でも、この二体はバッテリーこそ積んでいるもののAIを搭載していない。動きはすべてコタマの糸で操られている。 「竹さん、コタマはどうやってこのホイホイさん動かしてんの?」 恐らくドールマスターを知る誰もが知りたい秘密だろう。思い切って聞いてみた。 でも質問が直接的すぎだろうか。貞方が「(お前、もう少し遠回しに聞けよ)」と目で言ってきた。でも竹さんはさして気にした風もなく、というより、 「さあ、分からん」 分からないらしかった。 「分からんって、竹櫛さんが用意したんだろ?」 「いーや、うちの兄貴に全部任せとるよ。メンテとかも」 「……そうか」 貞方がなぜか落ち込んでいる。きっと阿呆なりに思うところがあるんだろう。 哀れんでやろうとすると、ぎゃあぎゃあ騒いでいたエルに呼びかけられた。 「マスターマスター! やっぱりアルトレーネが一番だっきゃん!? にゃにするんですか鼻を打ちました!」 俺の元へ寄って来ようとしたエルの足を掴んで倒したコタマは、そのまま4の字固めを決めようとした。エルは鼻を押さえながらもそれに必死に抵抗している。 「オマエ今まで何聞いてたんだ! ハーモニーグレイスを差し置ける神姫なんていねぇっつってんだろ!」 「そんなわけありまっせん! どの神姫も平等なんです!」 「言ってることメチャクチャじゃねえか!」 「コタマ姉さんに言われたくありません!」 「二人はいいじゃない、漫画に出られたんだし……ボクなんて……」 小さな仲良し三人は俺達が店を出ると言うまで、俺達の意見を右から左へ受け流して自分の型の優位を主張し続けた。 オルフェ♡ カッコいいっス! 流石っす!! そう、今までの【武装神姫2036】は楽しくも、何かが足りませんでした。 その何かとはアルトレーネのことだったのです! ああ、オルフェのさらなる活躍を目にするのはいつになることやら…… 第四巻を楽しみに待ちましょう。 Wikiだと文の前に空白を置けないんですね。 知りませんでした。 15cm程度の死闘トップへ
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蒼神姫龍ジントニック C 水文明 (5) クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/スプラッシュ・クイーン 5000 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚まで見て、好きな順序で山札に戻す。 ■自分のクリーチャーが攻撃する時、カード名をひとつ選んで言う。その後、自分の山札の一番上のカードを表向きにする。それが選んだカードと同じカードであれば、手札に加える。 アナライズした上、攻撃時にドロー能力がつきます。 作者:仙人掌 収録 DMMS-03「血流編 第3弾 常世の扉にて(ワールド・シェイカー)」 評価 名前 コメント
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【TOP】【←prev】【WonderSwan】【next→】 スーパーロボット大戦 COMPACT 3 タイトル スーパーロボット大戦 COMPACT 3 スーパーロボット大戦 コンパクト3 機種 ワンダースワンカラー専用 型番 SWJ-BPRC09 ジャンル シミュレーションRPG 発売元 バンプレスト 発売日 2003-7-17 価格 4800円(税別) スーパーロボット大戦 関連 Console Game FC 第2次 スーパーロボット大戦 SFC 第3次 スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦 EX 第4次 スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦 外伝 魔装機神 SS スーパーロボット大戦 F スーパーロボット大戦 F 完結編 PS 第4次 スーパーロボット大戦 S 新スーパーロボット大戦 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク 全スーパーロボット大戦 電視大百科 スーパーロボット大戦 F スーパーロボット大戦 F 完結編 スーパーロボット大戦 コンプリートボックス 第2次 スーパーロボット大戦 第3次 スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦 EX スーパーロボット大戦 α スーパーロボット大戦 α 外伝 N64 スーパーロボット大戦 64 DC スーパーロボット大戦 α for Dreamcast GC スーパーロボット大戦 GC Wii スーパーロボット大戦 NEO Handheld Game GB スーパーロボット大戦 第2次 スーパーロボット大戦 G スーパーロボット大戦 リンクバトラー WS スーパーロボット大戦 COMPACT スーパーロボット大戦 COMPACT 2 第1部 地上激動篇 スーパーロボット大戦 COMPACT 2 第2部 宇宙激震篇 スーパーロボット大戦 COMPACT 2 第3部 銀河決戦篇 スーパーロボット大戦 COMPACT for WonderSwanColor スーパーロボット大戦 COMPACT 3 GBA スーパーロボット大戦 A スーパーロボット大戦 R スーパーロボット大戦 D スーパーロボット大戦 J 駿河屋で購入 ワンダースワンカラー専用